女性ヴォーカルのメタルバンド

BAND-MAIDのUnseen World(サヨナキドリ)が最高に素晴らしい件

BAND-MAIDの新作が非常によい。
music.apple.com/jp/album/unseen-world/1542316961

 

BAND-MAIDといえば一時期、
ギター、ヴォーカルの小鳩ミクが
浜ちゃんが!とかに出演して独特の
キャラクターを地上波で振りまいてたが
非常にちゃんとしたバンド。

 

メイドということで衣装はメイド。
メイドさんが本格的なメタル寄りの
ハードなロックを奏でてくれる。

 

リズム隊の突進力が聴きたいなら
GODという曲が最高

music.apple.com/jp/album/no-god/1542316961?i=1542316963

 

本格的なというのは失礼だな、、
本格だ。

 

band-maid

ヴォーカルはうまいし、
リズム隊の突進力が素晴らしい。

 

さらにはその突進力を活かす曲作りが
非常に良いバンド。

 

全員女性ってことで、
いわゆる嬢メタルというカテゴリが
アルディアスが出てきて以降
言われていたけども。

 

個人的な見解では嬢メタルは
曲がつまらないバンドが多かった。

 

いわゆるパワーメタル、
ツーバスドコドコしてギターを刻む
っていうバンドが多くて曲が飽きる。

 

BAND-MAIDの曲は
いわゆるパワーメタルではないので
そういう曲はない。

 

band-maid

なので同系列とは言えないけども
女性だけのロックバンドは曲がつまらない。
とずっと思っていた。

 

しかしながらBAND-MAIDはとにかく
曲がよい。
歌メロがいい。

 

そしてその歌メロを活かすヴォーカル。

 

最近感じたのが歌がうまいというのは
音程とかリズムとか表現力とかも
もちろんのこと、、、

 

 

歌メロが活かされる声質。

 

ていうのも要素としてあると感じている。
っていうのも2000年代に出てきたV系バンドで
歌が別に下手じゃないしそこそこ人気が
あるのにも関わらず、

 

ライブで聞いたら全然曲がよくない。

 

っていうバンドを観たから。
歌メロがどうも頭に入ってこない
つまらない曲になっているというのを
感じたことがある。

 

なんというか音符の無駄使い。
楽曲のゴミ箱行き。

 

のような気がするバンドがいた。
今何やってるか知らんけど。

 

そういう観点で見ると、
表現力や歌自体が拙くても
歌メロが響きやすいヴォーカルって
非常に大事な存在なんだと最近思う次第。

最近かよって話やけど。

 

BAND-MAIDのサヨナキドリ

band-maid

そういう意味ではこの曲が
拙いんだけども歌メロが響く曲だと思う。

music.apple.com/jp/album/%E3%82%B5%E3%83%A8%E3%83%8A%E3%82%AD%E3%83%89%E3%83%AA/1542316961?i=1542316968

 

この曲は小鳩ミクが歌ってるんだけども
最初聴いた時は

 

「なぜ歌っている?」

 

と思った。(失礼)
彼女はバンドのリーダーであり、
元々はBAND-MAIDのヴォーカルであり、
後々ギターヴォーカルになった。

 

今は専任ヴォーカルのSAIKIのほうが
圧倒的にうまい。
でもどうだろうこのミクの声と曲は。

 

聞けば聞くほどなぜか病みつきになる。

 

もしミクしかヴォーカルがいなかったら、
たぶんここまで人気はないだろうと思う。

 

 

コロナで中止になったが、
武道館ライブまで予定されたバンドだ。

 

ミクが専任ヴォーカルだとすると

マイナーな同人上がりの一部の熱狂的な
ファンが支えているバンド。

みたいな雰囲気があったバンドに
なっている気がする。

 

失礼なのは重々承知だが、
どうしてもそういう雰囲気を感じるし
なんならそういうバンドや楽曲は好きだ。

 

そしてこのサヨナキドリは
そういうテイストが出てるし
それは小鳩ミクのヴォーカルが
そういう印象を与えている。

 

でもこれは素晴らしい出来だ。

 

曲自体が良いのは当たり前だが、
聞けば聞くほど謎の味が出てくる。
スルメなヴォーカルなのだ。

 

曲後半でハイトーンを出すところがあって
そこからギターソロが始まるんだけども
そこがとにかくグっとくる。

 

「え、そんなハイトーン出せるの?」

「無理してない?ああ普通に出せるんだね」

「いやきみのハイトーンいいよ!」

 

めっちゃくちゃ上から目線だが
そんなことを思ってしまう。
なので何回もなぜか聴いてしまう。

music.apple.com/jp/album/%E3%82%B5%E3%83%A8%E3%83%8A%E3%82%AD%E3%83%89%E3%83%AA/1542316961?i=1542316968

 

 

疾走感満点の曲

band-maid

BAND-MAIDの曲が好きな理由は
やはりこの疾走感だろう。
テンポが速い曲が多い。

 

昔とあるミュージシャンに聞いたけど
売れる曲のテンポはBPM140ぐらいだという。

 

理由は頭が振りやすい、
ノリやすいのが140らしい。

 

しかしながら疾走感があるのが
自分は圧倒的に好きだ。

 

その疾走感を支えるのがドラム。
実に良い仕事をしている。
ツーバスをいい感じに突っ込んでくる。

 

 

さらには音作りがキックの音量大きめ。
ミックスで全面に出す。

 

 

ギターが前にちょっと出ながらも
ドラムを中心に突進するこのミックスも
実はかなり好き。

 

さらにアレンジのことを言うなら、
ギターを3つも4つも重ねているのも
分厚さを感じる要因かも。

 

 

よく聞くとバッキングが左右。
さらにはメロディを奏でるギターが
どこかしらで鳴っている。

 

 

2010年ぐらいからの傾向として
ピコピコシンセやキラキラした
シンセがアレンジで入ってるバンドが
非常に多かったりする。

 

ライブでは同期でそれを流す。

 

BAND-MAIDは珍しくそういうのが
あまり入っていない。

 

ヴォーカル
コーラス
ベース
ドラム

バッキングギター右
バッキングギター左
ギター(Bメロやサビで活躍)
ギター(上記のギターとユニゾン)

 

よく聴くと実は結構至る箇所に
ギターが入っておるのだ。

 

それがまた分厚い雰囲気を醸し出す要因。
非常にハードに聞こえる。

 

この曲とかサビは結構大渋滞。

music.apple.com/jp/album/i-still-seek-revenge/1542316961?i=1542316966

 

コーラスが入っていて
真ん中でギターがリフ弾いてる。
その後にベースがバキバキ鳴る。

 

ちなみにこの曲にドラムのキックも好き。
Bメロでダダダダダとキックで爆撃。

 

ツーバス連打じゃなくドドドドと入ってるのは
普通のロックバンドではないテイストで◎。
メタルぽいテイストが入っているのが良い。

 

ツーバス連打だとこの曲。
music.apple.com/jp/album/h-g-k/1542316961?i=1542316967

 

唐突に差し込んで疾走感満載に。
曲作りのセンスを感じる。

ということで、
早くも2021年最高のアルバムを
発見したので非常に嬉しい。

 

この先もかっこいい音楽を
ぜひとも奏でてほしい。

 

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