雑記

島田さんが死んだ話

ども、
クロスロードダイヤモンドの
@ツヂです。

2年ほど某ディスカウントストアで
働いていたことがありまして。

その時に夜勤(夜勤っていうだけでバレる会社)
のレジのおばちゃんの島田さんって方が
いたわけです。

40歳を超えてなお、
ポニーテールで。
(この年代の人はポニーテールが好きなのか?)

かわいいシュシュをつけていた
イメージがあるので女子力が高い人
だったのかもしれない。

別に島田さんと特別仲が良いわけでも
ないんだけども、
夜勤組ってのは人員が少ないせいか
だいたい結束力が高かったりする。

島田さんはテキパキとレジをこなし
無理難題を言うお客さんのクレームも
さらりとかわし、特別優秀な人っていう
イメージはなかったけど必要な人材だった。

島田さんはガンで亡くなった。
46歳。

去年ガンになったというのは
聞いたけどもこんなにすぐに
亡くなるのは経験がなかった。

世間一般がどうかは知らんけども、
自分の身の周りは昔から人が死ぬ。

20歳の時に同級生が、
GLAYの曲を流しながら自殺。

21歳の時に同級生の女の子が
事故で亡くなる。

29歳ぐらいの時に
20歳の女の子の友達が自殺。

35歳の時に三重県の某コンビナートで
爆発事故で中学からの友達が亡くなる。

この事件はニュースにもなって
お通夜にも行った。

彼は中学一年の時に同じクラスで
高卒で仕事に就いて車を持っていて
20歳ぐらいの暇なおれらは夏休みに
彼の車で遊びに行ったり徹夜で麻雀してた。

よくよく考えたら若者らしい時間の
過ごし方がこれぐらいしかないのが、
全くもっておれの人生不甲斐ないんだけど。

元々オタク気質なおれらの中で
彼はいつのまにか絵を描くことを習得し
いちご100%にかなり影響を受けたか
可愛い絵を描き終いにはコミケに出品までした。

自宅の部屋に行ったことがあるけど、
きれいに片付いた机には同人活動を
している様子がうかがえた。

彼が怒ったりイラついてるのを
見たことがない。
非常に温厚な人だった。

結婚して世間一般的には
順風満帆であったが不慮の事故のより、
本当にあっけなく死んだ。

爆風で吹っ飛び壁にぶつかり
脊椎がボキっと折れて即死だったそうだ。

それがいいのか悪いのか分からない。
熱で苦しみながら窒息して死ぬよりは
さぞかしマシかもしれないが、
火傷を負いながらも生きていたほうが
良いかどうかも分からない。

彼の嫁さんが、
「私を残して逝ってしまった」
と号泣する様が忘れられない。

彼のような温厚で誠実な人があっけなく死に
おれのようなしょーもない人間が
なんかテキトーにヘラヘラしながら
生きているのも不思議な気がしてならない。

生きるのは難しい。
若い頃はこのエネルギーが永遠に
続くような気がしてたけども。

40を過ぎると集中力はなくなり、
何もない道でつまづき、
階段でも蹴つまずき、
ドリンクを飲めばたまにむせる。

身体は悪化する一方で、
どのように生きていくのか
20、30年後はまともに食えるのか
漠然とした不安を抱えながら生きるのは
さながらエンディングのないゲームのようだ。

さらに困ったことに自分には
漠然とした不安がどうも少ない気がする。
未だにヘラヘラしながら生きている。

人が死ぬたびに、
生きるというゲームの難しさを
年々感じずにはいられない。

状況は悪化をたどるevery night
手の施しようがない
「Love is dead」by 稲葉浩志

まさにこれだ。

しかしながら、
だからこそ思うのは、
やりたいことはとにかくさっさとやる
っていうこと。

多少他人に迷惑をかけても良い。
失敗しても問題なかろう。
どうせ誰も覚えてないし。

今この瞬間こそが自分の人生で
もっとも若い時間だし。

興味があることはさっさとチャレンジして
経験したほうがいい。

時間が経てば経つほど、
死ぬかもしれないし病気になるかもしれぬ。
身体の能力値は日に日に下がる。

島田さんが亡くなった。
おれもいつかは誰かに

@ツヂさんが亡くなった。

て言われるんだろうか。
死ぬ間際、頭がしっかりしてたら
このブログを思い出すのだろうか。

ps
女性は子宮頚がんをワクチンで
未然に防ぐことができる。

ワクチンで防げる唯一のガンが
子宮頚がんらしい。

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