映画

「シャイロックの子供たち」を観てきた

どもクロスロードダイヤモンドの
@ツヂです。

シャイロックの子供たちを
観てきました。

公式HP:
movies.shochiku.co.jp/shylock-movie/

 

映画の予告編を観てなんとなく

「これ面白そうだな」

と思ったので。

 

感想

テレビドラマっぽかった。
もっと大どんでん返しがあるかと
思ってたけど特になかった。

役者さんは世の中の人が
イメージしている配役になってて
うまいキャスティングだと思った。

 

シャイロックの子供たち

「シャイロック」とは何かというと、
シェークスピアの喜劇、
ヴェニスの商人に出てくる金貸し。

映画の冒頭にもヴェニスの商人の
劇が出てくる。

ということでこの映画は、
阿部サダヲ演じる飄々とした銀行員の
西木が主人公の銀行を舞台とした内容。

この西木も阿部さんになんとも
ぴったりな雰囲気を醸し出してるのが◎。

この西木、飄々として軽くてパワハラ上司や
濃いメンツの銀行の中でもうまーく
人間関係を渡り歩いていくキャラ。

もしかしたら小説ではいろんな
内面が描かれているのかもしれないけど
映画だけではなんか飄々としたおっさんだった。

でもこれが阿部サダヲに非常にマッチ。

んで、この西木がわりと部下思いだったり
他の人をいろんな側面を見ていたり、
というのが描かれている。

 

他の役者さんも支店長の九条は
眉間にシワを寄せてどっしりとした
演技をする柳葉敏郎。

強面の杉本哲太はパワハラ上司の
古川をパワープレイで熱演。

悪役ばかりの忍成さん演じる遠藤は、
今回は悪役ではなく気弱な営業マン。

個人的には忍成さんは
悪いことをしていてほしかったのに、
今回はマジで気弱のいじめられっ子キャラ。
しかも途中で出てこなくなる。

これはなんかもったいなかったかも、
なぜか思ってしまう。

 

この映画の軸である滝野も
実直そうなイメージの佐藤隆太。

そしておじいちゃん二人も
なかなかによい仕事をしていて、
金の亡者のような石本を橋爪功が。

駄目人間一歩手前のような
おじいちゃんの沢崎を柄本明が。

 

映画だったからだと思うけども
展開がどうものっぺりとしている気がする。

もっと劇的なジェットコースター的な
ものを観たかったかな。

ドラマだったらもうちょっと
細かい箇所や盛り上がりどころとか、
あと西木の過去のこととか深堀りが
できたのかもしれない。

 

とはいえ、別に面白くないわけではなくて
俳優陣の世間一般的なイメージと
わりとマッチしたキャラが演じてくれる。

ドラマ「ブラッシュアップライフ」で
サクラの親友を演じる木南晴夏は
かなり嫌味なキャラなのでこれはこれで
演技のうまさが引き立つかも。

 

エンディングの曲はエレファントカシマシの
yes.I.do。

 

 

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